Todaiji and Tohoku 東大寺と東北

  • 奈良時代(東大寺創建期)

    東大寺の大仏は、天平17(745)年に造立が開始され、天平勝宝元(749)年10月に鋳造が完成しました。当初は大仏を黄金色に彩るのに必要な金が確保されていませんでしたが、天平21(749)年2月、陸奥国小田郡(現在の宮城県涌谷町)で、金が産出。黄金900両(約12.6kg)が献上され、大仏の鍍金に用いられました。

    砂金(涌谷町黄金沢採取) 涌谷町教育委員会蔵

    砂金(涌谷町黄金沢採取)
    涌谷町教育委員会蔵

  • 鎌倉〜江戸時代

    鎌倉時代には、平泉藤原氏が源頼朝を通して献上した奥州の金が、東大寺の復興に使われました。江戸時代には、復興のために全国を勧進した公慶上人が東北地方を二度訪れており、その際に寄進者に与えたとされる大仏内部の木組で造られた仏像が、東北地方に伝えられています。白石市当信寺の阿弥陀如来像には、公慶上人の銘が記されています。

    阿弥陀如来立像 当信寺蔵 (撮影:エスアンドティフォト)

    阿弥陀如来立像 当信寺蔵
    (撮影:エス・アンド・ティ フォト)

  • 現代

     現代においても、昭和48年から40年以上にわたり、修二会と呼ばれる除災招福を祈る法会で着用される紙衣に、宮城県の白石和紙が用いられていました。

    仙花紙(白石和紙) 東大寺蔵 (画像提供:奈良国立博物館)

    仙花紙(白石和紙) 東大寺蔵
    (画像提供:奈良国立博物館 撮影:佐々木香輔)

このように東大寺と東北には奈良時代から今日に至るまで深いつながりが認められており、
本展ではこうした関連資料や宝物も展示します。

主催

復興祈念−東大寺展実行委員会

(東北歴史博物館・河北新報社・仙台放送・日本経済新聞社・多賀城市)

共催 宮城県、多賀城市教育委員会、NHK仙台放送局
特別協力 華厳宗大本山東大寺
学術協力 奈良国立博物館
特別協賛

清水建設

杜の都信用金庫

協賛 岡村印刷工業、東北電力
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